ヒスイカズラ開花情報
「熱帯アジアの水辺」ではコーナー全体がガラスで覆われており、1年を通して、暖かい熱帯アジアの環境を再現しています。熱帯アジアに生息する魚や動物だけでなく、温室を利用して、さまざまな植物も展示しており、四季を通じて色とりどりの花々を見ることができます。
コウモリが受粉する不思議な花
ヒスイカズラ
学名:Strongylodon macrobotrys

フィリピンが原産のツル性マメ科植物で、房状の花は開花すると美しい翡翠(ひすい)色を呈し、数日の内に地面に落ちてしまいます。原産国では絶滅の危機に瀕しており、栽培の難しい種類で、国内での開花は少ないようです。足元に落ちているヒスイカズラは、花とも見えず、来館したお客様は不思議そうに見つめています。花を見つけたら、ぜひ上を見上げてください、その答えが分かるはずです。

ヒスイカズラは自然界では主にオオコウモリの仲間が花粉を受粉しているといわれています。オオコウモリが、蜜をなめるために花の中に顔を突っ込むと、翼弁が押し広げられます。その結果、テコのように竜骨弁が倒れ、その先端から雄しべと雌しべが押し出されます。押し出された雄しべと雌しべはオオコウモリの頭や背中に付き、受粉が行われます。ヒスイカズラの奇妙な形はオオコウモリに受粉してもらうためなのです。

2月下旬頃に見頃をむかえます。コーナーの入口付近に咲いていますので、ぜひご覧下さい。
